激動の40代!

私は現在40代。高校卒業後上京し、24歳で帰省。この20年以上の間にいろんなコトがありました。辛く苦しい思い出したくない過去も多々ありました。でも、人生年を重ねることは悪いことばかりじゃなく、たくさんの経験をし、多くの方々との出会いもありました。私は常々「命」=「時間」だと思っています。“生きている”ということは自分の限られた時間を使うというコト。その時間はかけがえのないものです。私はまだまだ40代のひよっ子だけど、今まで起きたコト、感じたコト、決意したコトなど赤裸々にこのブログで語っていこうと思います。

ある日突然 「顔面神経麻痺」4

今日は病院での過ごし方を描いてみよう

 
入院しての治療、そして過ごし方は
前回書いたように
 
 
ステロイド剤の点滴投与
 
 
午前中だいたい2時間ほどかけて行う
 
 
この時間は特に本を読んだり
テレビを見たりすることもなく
基本、体を横にしてゆっくりすることにしている
 
これが終わると
ちょうどお昼ゴハンというわけだ。
 
ちなみに病院の1日の流れは
 
 
6:00  起床
7:00  検温
7:30  医師による回診
8:00  朝食
9:30  点滴
12:00 検温/昼食
15:00 二日おきのシャワー
17:00 医師による回診
17:30 検温
18:00 夕食
21:00 消灯/就寝
 
こんな流れだ。
 
ズラッと並べて書いてみると
いかにもやることあるように見えるが
メインイベントは
 
点滴のみ
 
それ以外は大して時間かかるわけではないので
結構時間がある
 
 
しかも、自分の場合は
頭痛いとか気持ち悪いとか足腰が痛いとか
おかげさまでない。。。。
 
 
本当に左側の顔が全く動かないだけで
体は普通なのだ。
 
だから、この時間を有効に使わない手はない・・・・
 
 
おかげさまでいろんなことができている
 
 
こういう時でもないと
確かに自分を見つめたり
今までの生活を振り返ったり出来ないものだ。
 
実は、今までも休みの日とか
これからのこととか
思っていることなどの気持ちの整理はしてたつもりだけど
 
その都度、書いておしまい。。。
 
というのが殆どだった。
 
気持ちを書いて
どう思って
それじゃ、どうしたい
そうかぁ、俺ってこういうことしたいんだ
よし、こうしよう!
 
という流れまで来たことはなかった。
 
 
ところが
今、ありがたいことに
この入院中それが出来る。。。。
 
ここまで落とし込んで
気持ちを整理したことなかった。
 
そういった意味ではこの入院は
みんなに迷惑をかけてホント申し訳ないが
貴重な経験だ。
 
仕事から、生活から離れてみると
見えてくるものもある。
 
普段、いかに
自分ベースで動いてきたか
振舞ってきたかが
 
遅まきながら、恥ずかしいながら感じる。。。
 
何で、こう思ってくれないの?
あ〜おれっばかり・・・
あー時間がない・・・
 
こういうことを思うのは
ワガママというか自分本意だから
こんな風に思っちゃ大人としてカッコ悪い
笑顔でサラッと対応しよう
 
と頭では思ってても
胸のあたりがモヤモヤして
心の奥底(胆)では嫌だったんだと思う
 
この入院中
そんなことが見えてきた。。
 
自分の小さな、また恥ずかしい一面だけど
正直な気持ちだった。
 
今までも同じ気持ちだったのに
それを見ないフリをしてきたように思う。
 
それを今回
思い切って心の気持ちを書いて
整理してみた。
 
店のこと、スタッフに思っていることなどなど
ブァーとだ。。。
 
ドンドン書いた
遠慮せず書いた
 
書いてみるど結構出るものだ・・・
 
気持ちを書くと、次に自然と書いた内容は
「俺はこーして欲しいんだよ。」という
心の叫びみたいなことを書いていた。
 
その後だ。
自分の心に変化を感じたのが・・・・
 
気持ちを書くだけ書いて
言いたいことを書いたら
 
次出た感情が
 
書いていた相手に対しての
 
「ありがたい」
 
という気持ちだった。
 
 
正確にいうと
ありがたいと思う前に
 
 
「あれ?」
 
この起きてる事柄(自分が不満に思っていること)って
もしかして、俺が原因じゃね???
 
と。
 
そう思ってから、不満に思っていた相手や思い通りにいかない対象に
 
「申し訳ない」
 
という気持ちが出てきた。
 
そう思ったら
 
急に心臓がドカドカして鼓動が早くなって
いきなり涙が出てきた。。
どんどん出てきて止まらなかった。。。
 
それからだ
 
「ありがたい」という感情が出来てきたのが。。。。
 
そこからは自責の念と申し訳ないという気持ちと
ありがたいという気持ちが一気に押し寄せ
自分の身体が対応出来ず、
 
心臓がドカドカしたのかもしれない。
 
あの時から、二日ほど経って少し冷静に慣れたので
そう思えるのかもしれない。
 
とにかくそんな感じだった。。。
 
初めての出来事というか
心の変化だった。。。。
 
 
自分には仕事に対して
 
これだけは大事!というのがあった。
それをみんなに押し付け、無理に理論立てて共感を求めていたのだ。
 
これがわかった。
 
自分が思っている大事なことは
本当に大切なことなので大事にすることは
これからも変わらないけど
 
これを無理に
 
「させる」
 
のは本来違うことなのだ。
 
理想とするところは
自然に
 
「なっている」
 
が大事なところなのだ。
 
 
ここに気付かなかった。
逆にいうと気づいた。。。。
 
 
大きな気づきだった。。。。。。
 
 
自分が固執していることを
 
手放そう
 
と思った。
 
手放すと決意した。
 
何も手放すのは
大切にしているそのものではなく
 
それを人に求めることをだ。
 
求めるのではなく、
自分がひたすらやればいい。
 
みんなが自然となっている状況にするのが
本来、トップの役目なのであって
無理にさせることではないのだ。
 
そんなことを
いろいろ感じる入院生活だ。。。。